ストアカ集客に限らず、オンライン集客において重要なカギとなるのが「キーワード」です。
「キーワードが大事」というのは一度は聞いたことがあると思います。でも…
どうやってキーワードを選べばいいの?
選んだキーワードを具体的にどう使えばいいかわからない
という質問をよく受けます。具体的に解説していくとかなり難しい内容になるので、初心者向けに教えている講座はあまりないのかもしれません。
具体的に実践できるように、かつ、あまり難しくならないように気を付けて解説していきたいと思います。
今回はストアカに特化したキーワード戦略を学んで実際に講座ページを改善してみましょう!
はじめに:キーワード選定の観点は大きく2つ
「キーワード選定」と聞くと、検索対策を思い浮かべる人が多いと思います。
私は大きく2つの観点で考えています。
検索対策としてのキーワード選定(=対システム)
ストアカ内で講座を探すときに使われるキーワードや、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索するときに使われるキーワードを想定して選定します。ストアカのシステムや検索エンジンでは、検索窓に入力されたキーワードが使用されているページを優先的に検索結果の一覧に表示します。対「システム」の対策です。
ターゲットに刺さるキーワード選定(=対人)
あなたの講座のターゲットとなる人が、検索結果の一覧からあなたの講座ページを選んでクリックしてくれるような「刺さる」キーワードを選定します。パッと見でインパクトがあったり、共感を誘うようなキーワードを入れるとクリック率が上がります。対「人」の対策です。
ちょっとイメージしづらいなぁ…
それじゃあ具体的な例で考えみよう
例えばこんな講座の場合
ターゲット:忙しい30代の主婦
内容:誰でも簡単に作れるパン作りの講座
<講座のタイトル>
簡単時短!忙しい毎日でもスキマ時間で手軽に作れるパン
<講座のタイトル>に使われている言葉を「検索対策としてのキーワード」と「ターゲットに刺さるキーワード」に分類してみましょう!
<講座のタイトル>
簡単時短!忙しい毎日でもスキマ時間で手軽に作れるパン
まずはワードを抜き出してみましょう。
「簡単」「時短」「忙しい毎日」「スキマ時間」「手軽」「パン」
パン作りのレッスンを検索するときに検索窓に入力しそうなワードはどれでしょうか?
「パン作り 簡単」
「パン作り 時短」
「パン作り 手軽」
で検索する人はいそうですよね?
逆に
「パン作り 忙しい毎日」
「パン作り スキマ時間」
で検索する人はなかなかいないですよね?
検索対策としてのキーワード:簡単、時短、手軽、パン
という感じかなと思います。
<講座のタイトル>
簡単時短!忙しい毎日でもスキマ時間で手軽に作れるパン
一方、日々家事に追われる主婦がこのタイトルをパッと見たときに興味を惹かれるのは「時短」「忙しい毎日」「スキマ時間」といったワードではないでしょうか。
ターゲットに刺さるキーワード:時短、忙しい毎日、スキマ時間
自分ごととして興味を持ってもらえるようなワードを選ぶことが大切です。
「検索対策としてのキーワード」と「ターゲットに刺さるキーワード」が結果的に同じになる場合もあります。まずはそれぞれの観点で選定してみるのがオススメです。
キーワードを選定する方法
キーワードを選定する方法は色々ありますが、今回は4つ紹介します。
① Googleキーワードプランナーを活用する【難易度:★★★】
② ラッコキーワードを活用する【難易度:★★☆】
③ ストアカトレンド通信を活用する【難易度:★☆☆】
④ 人気のストアカ講座を参考にする【難易度:★☆☆】
①と②はツールを使う方法です。慣れてしまえば簡単ですが、初めての方には難しいかもしれません。
③と④はツールを使う必要はありません。誰でも簡単にできる方法です。
ツールはちょっとハードル高いなぁ…
ツールを使ったほうが効果的なキーワードを選定することができるよ!
でも難しければ③と④だけでもやってみよう♪
① Googleキーワードプランナーを活用する【難易度:★★★】
GoogleキーワードプランナーはGoogleが提供する無料のツールです。一般的な使い方としては、サイトやブログのSEO対策や、Google広告を出稿する際にどんなキーワードを狙うかリサーチするときに使います。
このツールを使うことで、特定のキーワードに関する月間検索ボリューム、競争度、広告の推定単価(CPC)などの情報を調べることができます。(こんな難しい言葉は覚えなくて大丈夫!)
簡単にいうと
・一ヶ月あたりでどれぐらいの人がそのキーワードで検索しているか(=月間検索ボリューム)
・そのキーワードを狙っているライバルがどれだけいるか(=競合率)
を調べることができるツールです。
私はいつもこのツールを使ってリサーチしています。自分では思いつかないようなキーワードも発見できるのでとってもオススメです。
例えば「料理教室」に関連するキーワードについてリサーチしたい場合、まずはGoogleキーワードプランナーで「料理教室」で検索します。
こんな感じで「料理教室」に関連性が高いキーワードの一覧がキーワード候補として表示されます。
一覧をCSVでダウンロードすることができるため、キーワードを抽出・選定するのに便利です。
何かを探すときに使うキーワードは人それぞれ違います。このツールを使うことで、どういったキーワードでどれぐらい検索されているのかを調べることができます。
競合性が低い=ライバルが少ない
需要が多くてかつ競合性が低いワードは狙い目です。でも、そういうワードを見つけて狙っていくのは上級者のテクニックになるので、まずは需要が多いキーワードを狙っていくという方法でOKです。
Googleキーワードプランナーの使い方は
「Googleキーワードプランナー 使い方 ●●●●」
(●●●●:新しい情報を検索するため現在の西暦を入れて検索)
で検索して調べてみましょう!
参考に Keywordmap ACADEMYさん の記事を貼っておきます
【2024年版】Googleキーワードプランナーの使い方!無料で使う方法や導入方法を初心者向けに解説!https://keywordmap.jp/academy/how-to-use-keyword-planner
② ラッコキーワードを活用する【難易度:★★☆】
ラッコキーワードは一般の方(SEOを知らない方)にも割と有名なキーワードリサーチツールです。
無料版と有料版がありますが、無料版だと月間検索ボリュームのデータを取得できません。
この点で、先ほど紹介したGoogleキーワードプランナーの方が個人的にはオススメです。
使い方自体は簡単なので、誰でも直感的に操作できると思います。
※ここには画像を貼れませんが、ストアカ講座の中では実際の検索結果の画面をお見せできます。
ラッコキーワードの使い方は
「ラッコキーワード 使い方 ●●●●」
(●●●●:新しい情報を検索するため現在の西暦を入れて検索)
で検索して調べてみましょう!
参考に Tetsu blogさん の記事を貼っておきます
【2024年版】ラッコキーワードの使い方を徹底解説【無料OK】
https://tecchanblogs.com/keyword-tools/
③ ストアカトレンド通信を活用する【難易度:★☆☆】
ここまでいかがでしたか?
正直、ツールを使った方法は難しくてもう無理ー
大丈夫!ここからは本当に誰でもできる簡単な方法です。ツールも使いません。
もうちょっと頑張っていきましょう!
さて、ここで質問です。
ストアカから毎月人気のキーワードが発表されているのを知っていますか?
え、そうなの!?
聞いたことあるけど特にチェックしてない…
という声をよく聞きます。それはもったいない!
「ストアカトレンド通信」というサイトで「xxxx年x月トレンドワード」が毎月発表されています。
https://sites.google.com/street-academy.com/trend/
・注目のキーワード
・人気のキーワード
それぞれ20個前後のキーワードが掲載されています。先ほど解説したGoogleキーワードプランナーもラッコキーワードも、あくまでストアカの外の世界の検索需要のお話です。
このストアカトレンド通信で発表されるトレンドワードはストアカの中のお話。ストアカでどのようなキーワードが人気なのかがわかるのでチェック必須です。
自分の講座で使えそうなキーワードあれば積極的に使っていきましょう。
新講座を企画するときにトレンドワードを参考に内容を考えてみるのもいいですね!
④ 人気のストアカ講座を参考にする【難易度:★☆☆】
最後は、ストアカの人気講座で使われているキーワードを拾っていく方法です。
「おすすめ順」は新着講座が上位表示されていたり、ストアカ側の思惑が反映されていたりするため、実際に「売れている講座」が上位に表示されているとは限りません。なので、リサーチする際は「人気順」の表示に切り替えることをオススメします。
ストアカ講座ページでは、「タイトル」の下に表示される文章を「キャッチコピー」と呼びます。「タイトル」と「キャッチコピー」で使われているワードを洗い出していきましょう。
1ページ目に表示されている講座20講座分はリサーチしたいですね。「人気順」で表示させたときに数講座しかない場合もあると思います。そういう場合は、「おすすめ順」の中の実績数が多い講座から洗い出してみましょう。
冒頭で解説した「検索対策としてのキーワード」と「ターゲットに刺さるキーワード」両方の観点で洗い出していきましょう。
講座の一覧が表示されている状態だと「キャッチコピー」(タイトルの下)の部分の文章が途中で切れてしまいます。
講座をクリックして講座ページを開きましょう。
例えばこういう「タイトル」と「キャッチコピー」の講座ページの場合
検索対策としてのキーワード:
「ストアカ講師」「副業」「思考整理」「言語化」「目標設定」「PDCA」「目標達成」「マインドマップ」
ターゲットに刺さるキーワード:
「伴走」「寄り添いサポート」「可視化」「頭も心もスッキリ」
ちなみに、これは私の講座ですが、実際に「言語化」で検索して講座を見つけてくださった生徒さんがいました。
「言語化」のように検索需要が少なそうなキーワード(ニッチなキーワード)でも、悩みが深い場合や目的が明確な場合に使われるようなキーワードであれば、見つけてくれる人の母数は少なくても予約してくれる確率が高いので狙ってみるのもアリです。
エクセルやスプレッドシートに一旦20講座分のキーワードを洗い出してから、実際にどのキーワードを使うか選定しましょう。初めの一歩としては、たくさんの講座で使われているキーワード(=人気のキーワード)を真似して使ってみるのがオススメです。
使うキーワードは反応を見て随時変えていくものなので、今回使わなかったキーワードも今後使う可能性があります。洗い出した表は保存しておきましょう。
ワーク①「人気のストアカ講座を参考にキーワードを洗い出そう」
やってみよう!
ここまで4つの方法を解説してきました。
① Googleキーワードプランナーを活用する【難易度:★★★】
② ラッコキーワードを活用する【難易度:★★☆】
③ ストアカトレンド通信を活用する【難易度:★☆☆】
④ 人気のストアカ講座を参考にする【難易度:★☆☆】
実際に手を動かしてリサーチするとなると、結構時間がかかるものです。既に先ほどの解説をもとにリサーチを実践済みの場合はそのキーワードを選定しましょう。まだ実践していない人は、まずは最初の一歩として、④番目に解説した「人気のストアカ講座を参考にする」の方法をここで実践してみましょう!
20講座分リサーチして、「検索対策としてのキーワード」「ターゲットに刺さるキーワード」をそれぞれエクセルまたはスプレッドシートに洗い出しましょう。
キーワードの洗い出しが終わったら、洗い出した「検索対策としてのキーワード」「ターゲットに刺さるキーワード」の中からそれぞれ5つぐらい選定してみましょう。
1つぐらいは需要は少なそう(ニッチ)だけど悩みが深い場合や目的が明確な場合に使われるようなキーワードを選んでみるのも戦略としてはアリだと思います。そこはお好みで選定してください。
キーワードの選定が終わったー!
じゃあ実際にキーワードを使って講座ページを改善してみよう♪
ワーク②「講座ページにキーワードを埋め込んでみよう」
やってみよう!
前提として、講座ページは講座のメインターゲットと目的に合わせて文章を考えます。そこがまだしっかり決まっていない人は先に以下のページのワーク①と②を取り組んでからこちらのワークを進めてください。
それでは、ワーク①で選定したキーワードを講座ページの「タイトル」と「キャッチコピー」に入れていきましょう。
講座ページは何回修正しても大丈夫なので、あまり悩まずにチャレンジしてみましょう!
「誰のための」「何の」講座なのかをしっかりと意識して考えてみましょう。
<タイトル>
・できるだけ優先順位の高いキーワードを入れる
・冒頭を【】で囲うと目に留まりやすい
・パッと見て誰のための何の講座かわかるとGood!
<キャッチコピー(タイトルの下の文章)>
・じっくり読まれない想定で、前半部分で心を掴む
・キーワードを散りばめつつ刺さる文章が理想
影響が大きい「タイトル」と「キャッチコピー」である程度反応を見てからでも大丈夫なので、「サムネ」と「講座ページの本文」にも同じようにキーワードを入れておきましょう。
どのキーワードを狙うのが正解なのかは、誰にもわかりません!
① まずは「このキーワードを狙う」と決めて対策をする。
選定したキーワードをタイトル・キャッチコピーに入れる。
② 一定期間様子を見る。
アクセスの増減、受けたい登録や予約の増減から効果を測定する。
反応が良さそうであればサムネと講座ページにもキーワードを入れる。
③ キーワードの効果が見込めなければ、別のキーワードを試してみる。
これを繰り返していきます。
季節、時期、流行などによっても効果は変化するため、随時キーワードは見直していくようにしましょう!
まとめ
今回の講座の目的
今回はストアカに特化したキーワード戦略を学んで実際に講座ページを改善してみましょう!
今回の講座で学んだ内容
はじめに:キーワード選定の観点は大きく2つ
キーワードを選定する方法
① Googleキーワードプランナーを活用する【難易度:★★★】
② ラッコキーワードを活用する【難易度:★★☆】
③ ストアカトレンド通信を活用する【難易度:★☆☆】
④ 人気のストアカ講座を参考にする【難易度:★☆☆】
ワーク①「人気のストアカ講座を参考にキーワードを洗い出そう」
ワーク②「講座ページにキーワードを埋め込んでみよう」
一人でワークに取り組むのはなかなか難しいかもしれません。
ストアカの30分講座ではワークの部分を実際に一緒に取り組みアウトプットすることができます。
ぜひ遊びにきてくださいね😊
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